【もしドラ】というものをご存知でしょうか?
2009年に発売され、約280万部の大ベストセラーとなった【もしドラ】こと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
話題になりましたよね!
僕も当時、バリバリ本を読んでた時だったんですぐに読みました。
ただ 表紙がアレなもんで、買うのに抵抗があったのと 基本 通勤中の電車内で読んでたので、ブックカバーが無いと読めなかったのを思い出します。
あの頃、年間150冊くらいは読んでたのに…
話題性だけで、内容など全く知らないまま買ったのですが ストーリーもさることながら、ドラッカーのマネジメントに沿って、所々にマネジメントのエッセンスが散りばめられているという 何とも得する本だったのです。
その驚きから、はや6年… (発売されたのは昨年末なので、、)
【もし野球部の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら】
というもので、再び登場!
今回も表紙がアレですねー(笑)
ブックカバーは必須です(笑)
長崎に帰ってきてから、なかなか読書する習慣が離れていましたが、これは一気に読破!
冒頭から、物語の背骨になる部分【居場所】について 話が進められるので、一気に引き込まれます。
内容は【もしドラ】同様、ドラッカーの【イノベーションと企業家精神】を教科書に 甲子園を目指すという話。
【もしドラ】を読んだことのある人は、この本を読むと『おっ!』っとなります。
『あの時のあの人が、こんな形で…』
『ここで、この人きたかー!』
などなど、忘れてる人は一度【もしドラ】を読み返してから、読んでみるのもいいかも。
前回同様、ストーリーも読み応えがあります。
それでいて、イノベーションと企業家精神を引用し、わかりやすく説明しながらもストーリーに落とし込んでいる。
中でも気になったワードがいくつかありまして、
説得とは、『得』を『説く』ということ
説得は、依頼ではなく 相手にとってのメリットを伝えること
なるほどー!!ですね。
改めて熟語を分解すると、そのままの意味だけど 普段そんなことに気が回らないというか、説得=頼み込むみたいなニュアンスとして捉えてる自分がいました。
他にも、
トムソーヤーのペンキ塗り
トムソーヤーの本は小さい頃に読んだことがありますが、彼ペンキなんて塗ってましたっけ?って感じです(笑)
そんなことはさておき、【トムソーヤーのペンキ塗り】
これは、魔法の説得術です!
身につけておきたいテクニックですね。
競争しないためのイノベーション
イノベーションと言うと、革新だとか刷新みたいな大々的なものを想像しますよね。
なにかとても大掛かりなものに取り組むような。
この本にも事例として紹介されていた、イノベーションの例としては Apple社のiPhone。
こういうと、イノベーションという言葉のハードルが更に上がるような気もします。
しかし、ドラッカーの【イノベーションと企業家精神】には、
イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探すことである
と、書いてあります。
なんかそう言われると、一気にハードルが下がったような。
実際、本の中でも どんどんイノベーションが行われていくのですが、
『イノベーションってこんなものなのか!』
と思えますし、
一見、自分たちの生活になんの関係もないと思われるイノベーションという行為が、スッと入ってきて新しい視点をくれます。
話が逸れまくりましたが、【競争しないためのイノベーション】
僕には、この言葉が何よりも突き刺さりました。
競争しないために、新しい切り口を探すこと。
新しい切り口を進めていけば、競争相手がいないから競争しなくても 勝てるということ。
美容師がブログを書いたり、インスタに写真載せるのも、ある種 飽和状態ですよね。
単純に、仕上がりの写真を載せたところで 二番煎じだし。
ただ、やっぱりやってないと置いていかれるし、やるからには人の目につくものをと思う。
だから、視点を変えてイノベーションを起こすべきなんだなーと。
ある美容師さんのブログに、『もし今、自分が若手の美容師だったらどうするか』って記事がありました。
その内容が、まさしくイノベーションだったんです。
ちょうど本を読んでた時だったので、スーッと頭の中に入ってきたのを覚えています。
やはり最先端で活躍している人は、常に新しい視点を持ち続けイノベーションを起こし続けてるなーと。
これらのことも踏まえ、1つ考えていることがあルナですが、これが1つのアイデアとなりうるか、そもそもうまく進められるか。
ちなみにアイデアというものも、この本で取り上げられています。
アイデアって、考えだとか なんか アイデアはアイデアみたいな、感覚的なニュアンスとして捉えてるところがあるんですが、
この本では、任天堂のゲームデザイナー 宮本茂さんが定義したものを取り上げていて
【アイデアというものは『複数の問題を、一気に解決するもの』と定義した。つまり『一石二鳥』がだいじ】という風に書かれていました。
その例もしっかり書いてありますが、それは本書をご覧になってください。
他にも取り上げたい内容は色々ありますが、キリがないので ぜひ【もしイノ】読んでみてください!
きっと何か新しいものが見えてくるはずです。
僕は、それを活かすのが苦手なので 頑張って新しく得た視点を活かしていきたいと思います。
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